始末書で損害を与えた場合の例文について
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会社や客先などに対して損害を与えた場合に、会社側から始末書を求められる場合があります。
始末書の例文を参考にする際に、損害額に関して弁済するといった趣旨の例文も多くみられるので注意が必要です。
内容によっては大きなトラブルになる場合があるので、書き写す場合は十分中身を精査して書き写すようにしてください。
始末書の書き方としては、いつ、何が原因で、どのような損害を与えたのか、損害額もわかるようなら記載しておいてもいいでしょう。
例として、「〇〇年〇〇月〇〇時頃、自らの不注意で〇〇を犯してしまい、その結果下記のような損害を出してしまいました。会社に多大な損害を与えてしまったことを心からお詫び申し上げます。
今後は、自己管理に努めこのようなミスを犯すことがないよう細心の注意を払ってまいります。この度の不始末に関して本始末書をもちまして深くお詫び申し上げる次第です。」
このように、テンプレートを丸写しするのではなく自分の言葉で反省とお詫びの気持ちを示すことが重要です。
万が一、故意に損害を与えた場合や重大な過失があった場合は損害額を請求されることはありますが、よほどの重過失でなければ全額賠償になることはまずないでしょう。
始末書に、自らが全額弁済するようなことを書いてしまうと、後々にトラブルになることもあるので十分注意しておきましょう。
賠償などは別途、示談書に記載することになります。こちらは法的に拘束力があるので、言われるがままに書くのではなく、少しでも疑問や不安がある場合は弁護士や労働基準局など専門機関に相談することをお勧めします。
始末書は、会社に対して反省や謝罪を示す上では必要なものですが、自分で書くことに責任を持つことも大切です。