始末書と反省文の違いは?
スポンサーリンク
会社で遅刻やミスなどのトラブルを犯した場合に、始末書や反省文といった文書を書かなければいけない場面に遭遇することがあるかと思います。
まずは、始末書と反省文の違いを認識しておかなけばなりません。
始末書と反省文の違いは、不始末を行った内容のレベルの違いで変わってきます。
会社が不利益を被るほど重大な不始末を犯した場合に、謝罪と再発を行わない約束の意味があり、それに付随して事実に基づいて経緯や理由を記載したものが顛末書となります。
反省文の場合は、遅刻が多い、ミスが多いため書類作成が滞る、身だしなみに問題があるなど、会社に損失が生じる問題ではないが、そのまま継続して行うと仕事の質が低下したり、周囲に悪影響が及ぶ可能性のある問題で、当人に改善を求める際に反省文を求められることがあります。
このように、始末書と反省文ではその内容の重みも責任も違います。
始末書は、会社に不利益を与えことによる懲戒的な意味合いがあり、その不始末に対して会社側からペナルティを受け入れることを承諾するということになります。
反省文の場合は個人の行動や態度を改善することを促する意味合いを持ち、原則ペナルティは発生しないことが多いです。
しかし、繰り返し反省文を書くような行動を起こし反省が見られない場合には、始末書を書かなければいけない事態になる場合もありますので、注意をしましょう。
始末書にしても反省文にしても書かないで済むならそれに越したことはないですが、会社側に提出を求められた場合は、社会人として誠実に対応することが必要です。