上司として管理不行き届きによる始末書の書き方
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一般的に始末書といえば、不始末やミスを犯した本人が作成し上司に提出するものですが、業務上のミスなどの場合は管理する立場の直属の上司も管理責任を問われ、管理不行届の始末書を提出しなければならない場合があります。
自らが直接ミスを犯したわけではなくても、部下の不始末の責任を負うのも管理職としての上司の役目です。始末書を書く際には、自分にも責任の一端はあり、部下への指導や判断の甘さがあったことを反省する文面を書くことが好ましいでしょう。
始末書には、言い訳ともとられる言葉を避ける方がいいでしょう。例えば、事実であったとしても不始末を犯した部下に対して「成績も優秀で人望も厚く・・・」とか「勤務態度も真面目な・・・」など自分の管理が甘い上に言い訳をしているような書き方にとられかねません。
そうすると、今回の不始末の原因が自分にあると思われかねませんので、このような書き方は避ける方が好ましいでしょう。
例えば、「去る〇〇月〇〇日に、私の部下にあたる〇〇が〇〇という不始末を犯してしまい、客先よりクレームを受けました。多額の損失を出してしまい、客先からの信頼を著しく損なう結果になってしまいました。この度の不始末は、〇〇本人のミスではありますが、業務の内容を管理する立場にある私の管理不行き届きがあったことは明白であり、深く反省をしております。今後は二度とこのような不始末が起きないよう確認を徹底してまいりますので、今回は何卒寛大なご措置を頂きますようお願い申し上げます」
というように、上司として自らの責任を認め、十分に反省しているという文面が相手に伝わることが重要ですので、上記のことを参考にしながら必要な始末書を書きあげていきましょう。