始末書提出について(書き方や封筒への入れ方など)
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従業員が職場内において、社内秩序を乱すような行いをした場合、または社外で問題を起こして会社の社会的信用をおとしめるようなこととなった場合、会社としてはその従業員に厳格な懲戒処分をもって対処すべきです。
懲戒処分は戒告のような単なる注意にとどまるものもあれば、懲戒解雇のような極めて重い処分までさまざまですが、その従業員の不始末が初回のもので、不始末の程度がさほどひどくなければ、けん責といって始末書の提出を命じて将来を戒める処分が妥当です。
けん責処分においては、始末書を提出を命じるところまでが処分であり、仮に提出がなかったとしても更なる処分を言い渡すことはできませんが、提出なき場合は反省していないものとみなす旨伝えるようにします。
従業員に始末書の提出をさせる際に気を付けたい点としては、第一は用紙です。
ビジネスで使用するものなのでA4サイズで罫線入りのものを使用するよう促します。
第二に封筒ですが、こちらもビジネスでよく使用される長形3号の茶色の封筒を使用させます。
第三に書き方ですが、始末書は顛末書とちがって、ことの経緯を報告するものではなく、反省文であるので、文面に反省の色がみられなければ、書き直しを命じます。
次に封筒への入れ方ですが、封筒の大きさにあわせて、入れ方は三つ折りにするように指導します。
始末書提出において一番大事なのは直ちに提出することですので、その従業員がいろいろ言ってきたとしても、直ちに提出するよう促すことが大事といえます。